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キャリブレーションジョブ

キャリブレーションの対象

IBM® が毎日および毎時間実行するさまざまなキャリブレーションによって、QPU の複数の側面が影響を受けます。

毎日のキャリブレーション

これらのキャリブレーションは1日1回実行され、QPU のサイズに応じて30〜90分かかります。デバイスは東部時間(ET)の深夜0時に毎日のキャリブレーションを開始し、キャリブレーションジョブは外部ユーザーからのジョブと1対1で交互に実行されます。これにより、キャリブレーションジョブは数時間、場合によっては半日以上にわたって分散されます。以下の項目が含まれます:

  • 単一 Qubit キャリブレーション

各 Qubit の周波数、パルス振幅、および「DRAG」パラメーターがキャリブレーションされます。

  • 単一 Qubit ベンチマーキング

    T1/T2 コヒーレンス時間と測定エラー率が測定され、隣接しない Qubit のバッチでランダム化ベンチマーキングが実行されます。

  • 2 Qubit Gate キャリブレーションとベンチマーキング

    各パルスの振幅と位相がキャリブレーションされ、長さが類似した十分に分離された Gate のバッチでランダム化ベンチマーキングが実行されます。

毎時のキャリブレーション / モニタリング

これらのキャリブレーションは毎時間の実行を試み、2〜3分かかります。外部ユーザーからのジョブと交互に実行され、できるだけ1時間間隔で実行されるよう試みます。以下の項目が含まれます:

  • 各 Qubit の読み出し角度
  • 安定性チェック

これにより、適切な状態識別が保証されます。

システムの健全性は、すべての単一および2 Qubit Gate が基本レベルで動作していることを確認する簡易テストによっても監視されます。これにより Gate の適切な動作が確保され、重大なシステム障害が検出された場合には自動的にキューを閉じることができます。

キャリブレーションを実行する理由

キャリブレーションにより、QPU が安定しており、正確な結果を返すことが保証されます。また、IBM がシステム障害を可能な限り早く発見して解決できるようになります。さらに、最新のエラー率とコヒーレンス時間をユーザーに提供することで、使用する Qubit の選択や Circuit のコンパイル方法についてより適切な判断が行えるようになります。

同一ジョブ内の複数の Circuit

同一ジョブ内に複数の Circuit がある場合、一部の Circuit が異なるキャリブレーションで実行される可能性はありますか?

いいえ。Circuit は単一のジョブにまとめられているため、ジョブ全体が同じキャリブレーションで実行されます。外部ジョブの実行中にキャリブレーションジョブが同時に実行されることはありません。

キャリブレーションジョブの実行時間

毎日および毎時間のキャリブレーションジョブを実行しています。小型デバイス(5〜7 Qubit)での毎日のキャリブレーションは約30分かかる場合があり、大型デバイス(7 Qubit 以上)では約90分かかる場合があります。毎時のキャリブレーションは毎時間約2〜3分実行されます。

異なるキャリブレーションで同時に送信されたジョブ

同時に送信された2つのジョブが異なるキャリブレーションで実行される可能性はありますか?

はい、その可能性はあります。このシナリオでは、最初のジョブが実行され、最初のジョブの終了と2番目のジョブの開始の間にキャリブレーションジョブが挟み込まれます。2番目のジョブはこの新しいキャリブレーションで実行されます。

ベンチマーキング

各単一 Qubit についてベンチマーキングを実行しますか、それとも Qubit を並列にベンチマーキングしますか?

すべての単一 Qubit キャリブレーションとベンチマーキングは、効率化のために最近傍でない Qubit のバッチで行われます。